2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
漫画家の、ゆうきまさみさんが、以前Twitterで 「後ろ姿=リア...が充実してるメカを、リア充と呼ぼう」と、おっしゃってた。 マシンの後ろ姿が、充実してるかどうかという視点。 実に素晴らしいと思う。 これは、ゆうきまさみさんの「漫画家生活30周年イベン…
背中映画というと、ボクは真っ先に クリント・イーストウッド主演監督の「許されざる者」を思い浮かべる。 (許されざる者) この映画はいわゆる西部劇でありながら、ほとんどドンパチが無い。 自分の功績や武勇伝を饒舌に語りまくる、自称ならずもの達と、 …
背中好きは、最近にはじまったことではない。 たぶん幼い頃、親父におんぶされてた時から、背中好きが始まったような気がする。 作品においても、例えばライドバックという作品ではコミックスの冒頭で、必ず主人公の背中を描いた。 (RIDEBACK1〜3巻総トビラ…
「描きたいものではなく、読みたいものを描く」というポリシーは、ボクの中では重要だ。 しかしながら、描き手として探求したいものもある。 それは「背中で語るキャラクター」だ。 (ザッドランナー2巻p144) 背中は語る。雄弁に。 台詞や表情は、むしろ邪…
昨日の日記で指摘された「台詞を語りながらの更衣シーン」という手法は、実はよく使う。 (ライドバック8巻 複数ページからの抜粋) 更衣する行為。 だいたいほぼ全員と言って良いくらいの文明人が共有する、日常のおこないである。 しかしながら、他人が衣…
工程主義。 つまり「手順を描く」という事に、こだわる姿勢である。 (スコペロ2巻p40〜41) ストーリー的にも演出的(エロくもないし、笑えたり泣けたり怒ったりもしない)にも地味。 その割に、複雑なアングルやポーズを描くのは大変だし、ページ数(コス…
物事には手続きがある。 人と会う時は、挨拶から。 湯船につかる前は、かけ湯から。など。 マシンなどに乗る時も、当然、ちゃんと順番に手続きをふむ。 以下は、昨日の日記に書いた「TUBB」に乗る時の、手続きだ。 こう言う手続きを描くのは、とても面倒くさ…
先日自費出版した同人誌。 「TUBB:桶の狭間で」 近未来というには、もう少し先の未来。 パワードスーツの一種、実用身体強化工業技術、通称「TUBB(タブ)」。このマシンを運用した、警備会社の物語。そのパワードスーツ・TUBBは、形状や名称から業界では「…
自分が男チーム(「バディもの」と言うらしい)漫画を読みたいから、プロフェッショナルな人に全面否定されようが、執筆作業がキツかろうが、無理してでも描く。 (ザッドランナー3巻28ページ) これこそが数日前から何度も書いてるように、 「執筆してる最…
カサハラテツローの男性キャラ。 「色気が無い」「現実味が無い」「王子様っぽい」...とのこと。 とにかく魅力的じゃないらしい。 何人もの漫画のプロフェッショナルに同様の指摘をされているので、たぶん本当なんだろう。 (ライドバック9巻147ページ) しか…
ニガテな絵もある。 例えば、以下のような絵だ。 (ザッドランナー2巻109ページ) 男性が二人。 他の作品では、とてもよく見かける構図だ。 ボクはこの構図の絵を描くのが、とてもニガテなのだ。 いや。構図の問題じゃないかも。 「カサハラさんは、男性キャ…
昨日の日記で「仕上がりの気持ちいいページ」について言及した。 こういう言い方をすると、間違って解釈されがちだ。 あくまでこれは 「仕上がった時に気持ちいい絵になっているかどうか」であって 「描いていて楽しい絵」ではない。 つまり「過程」の話では…
Twitterでたまに、プロの漫画家が「漫画を描くのって楽しい」などと発言することに、否定的なツイートをみかける。 能天気だ。 気持ち悪い。 漫画をナメてる。 甘っちょろい。 仕事というのはもっとストイックでシビアなものだ。 いや、本当はキツいくせに、…
知り合いのススメで、今さらながらAmazonアソシエイト(アフェリエイト)を設置。 サイドバーにあるリンクからアマゾンで買い物をすると、そのうちの数パーセントがボクの収入になる、 ってことらしいです。 (あんまりよくわかってません) ・・・て。 正直…