かるさはそのあと

言葉には気をつけないといけない。
ここんとこの一連の記事は、
「重量感のある漫画の、完全否定」ではない。
また、
「軽量化傾向への、皮肉や警鐘」でもない。


少なくとも日本において、創作物の内容の「軽さ」は、最近の傾向ではない。
ずっと古来からある。


天女は羽衣を取り返して、空に飛んでゆく。
ハタオリが上手な美女は、鶴になって飛んでゆく。
竹から生まれた美女は、成長し月に飛んでゆく。


ボクだって、軽やかなのは好きだ。
ただし「パッと見の軽さ」ではない。
「パッと見、重そう。密度高そう」なものが、「軽やかに宙を舞う」のが好き。

(RIDEBACK1巻)
先に、重量感・質量感ありき。軽さはそのあとだ。
スターウォーズとかthree A の玩具とかが好きなのも、同様の理由。

(threeA toys 近所の公園で撮影)