まのみりょく

「空気を読む」っていうのは、なにも日本人独特のものじゃない。
海外に行ったり、外国の人と話したりすれば、判る。


逆に、日本人でも空気を読むのが苦手な人がいる。
というか、「俺は空気を読むのが得意!」と自信たっぷりな人ほど、
「頼むから今の空気を察してくれ...」と思わされる事が多い。


話がズレた。


「空気」や「間(ま)」を読むのは、他人への気遣いばかりじゃない。
「間(ま)」というものに意味を見出したり、感情を挟み込ませたりする。


むしろ人は、あえて「間(ま)」を探す。
そして「間(ま)」に魅力を感じ、それぞれに楽しむ。
わざわざ「間(ま)」を見つけ出しておいて、怖がったりすることもある。
そういうドキドキも、楽しみ方のひとつだ。


普段はあまり意識してない部分に「間(ま)」の存在を感じると、ドキドキする。
たとえば、衣服と肌の隙間とか。

(RIDEBACK4巻p83)

(RIDEBACK9巻p173)


...「間(ま)」には「魔(ま)」が潜んでいる。